せい☆どく

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感想垂れ流し系

魔法科高校の劣等生 第26話 「横浜騒乱編VIII」

なんだかあまり終わった気がしないのは何も解決していないでいだろうか。


いやぁ最後まで流石お兄様な最終回であった。もう神か悪魔かお兄様か。
何が流石かってお兄様率いるゾンビ部隊が流石と言う他なく。ただでさえ悪の戦闘員じみたルックスなのに死んでも死んでもお兄様が復活させるものだからますます邪悪なネクロマンサーにしか見えなかったし。
テロリストからすれば遠距離で武装や人間が蒸発されるわ敵は倒しても倒しても減らないわとタチの悪い悪夢だったろうなぁ。
こりゃたまらんと船で撤収したら日本に害のない遠洋で消滅させられる始末。変なフラグを立てたばかりに。
これでテロ行為は終わりかと思ってたら本格的に軍艦を結集して殴りこんできそうだったのでモニタ越しに狙撃、結果艦隊どころか周辺の陸地すら蒸発しちゃいましたとさ。
もう歩く核弾頭と言っても過言ではないですわお兄様。いや最終回だからっていくらなんでもやりたい放題すぎやしないだろうか。
しかも本人的には淡々とやってるのでいまいち盛り上がらないのが何ともシュールではある。そもそも盛り上がるほどの敵でもなかったのだが。
妹のナレーションで歴史の転換期とか言われてたけどお兄様の名前は歴史に残るレベルになるのか…。


総括。
最初は早見沙織演じる妹目当てで見てたのだがちょっと妹がキモウトすぎたのでいつの間にかお兄様目当てで見ていたこの作品。
俺TUEEEE作品にしてはいまいち見せ方が悪いしそもそも敵対する相手が弱すぎるのであまり盛り上がらないなぁと思っていたけどまさか最終回までその問題が改善されないとは思わなかった。
いやまぁこの手の主人公にありがちな力に悩んだり孤独に葛藤するような軟弱な性格でなかったことは評価しても良い部分だと思うけど。
自分が強いのは当たり前ですが何か?みたいな巨大な力を当然のように行使する割り切り具合は嫌いではなかった。最初なんやかんやと隠したがってた気がするけどもし本気でそう思ってたならお兄様は隠し事が下手すぎる。
結局賛美してくれる取り巻きは増えたけどその代償に対等な目線で付き合える相棒キャラが最後まで出なかったのは良いのか悪いのか。クリムゾンなんたらですら劣化お兄様としか思えなかったし。
まぁ作り手が意識していたかは分からないけどシリアスなギャグ作品としては何だかんだで近年稀に見る傑作であったなと。似たような方向性だとヴヴヴが思い出されるけどあれは途中で脱落したので。
2期があるかどうかは知らないけどもしやるなら見ても良いかなーと思うくらいには心に残る作品であった。色々と。