実家に顔を出そうと思ったらママ上がインフルってて断念。
まぁお節と蕎麦は用意してるのでのんびり過ごそう。
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
評判が良いので気軽に見に行ったらなかなかとんでもないものがお出しされたな…。
と言うわけで基本は鬼太郎6期をベースにした鬼太郎誕生秘話。
似たようなネタは過去も何度かやってるのでもはや何が本来の鬼太郎誕生秘話なのか分からないとこはあるんだけど上でも言った通りあくまで6期ベースと思っておけば良いかな。
そもそも墓場鬼太郎見てないんだけど自分。見るべきだったか…。
しかしまぁ鬼太郎を期待して何も調べず見に行った人にはどう映ったのだろうこのクソみたいな因習田舎村の出来事。
水木と言うキャラやゲゲ郎と言うキャラに注目する分にはなかなか起承転結整った良いバディ物だったと思うんだけど舞台設定があまりにもクソ鬱すぎる！
次々死んでいく関係者はともかくとして娘に手を出したり孫息子の体を乗っ取る辺りはさすがにちょっと陰鬱ってレベルじゃなかったしなぁ。
見ただけで死にそうだなって思ってた紗代嬢が想像の3倍は悲惨な目にあって死んだのはあまりにもお辛い。こんな村滅んでしまえ！滅んだ。
こんな状況に直面したら普通は足を止めるなり嫌になって投げ出してもおかしくないんだろうが主人公が10代の若者ではなく色々酸いも甘いも噛み分けつつ理想と野心を抱えた水木ってキャラなのが良かったのかな。
それでいてオカルトにも多少理解ある柔軟さと責任と正義感に甘さを持ち合わせているのが良い。書けば書くほどあざとい男だ水木。
一方のゲゲ郎は鬼太郎の父親ってスタンスにふさわしい飄々さで。いやまぁ目玉おやじなんだけどこの人。
目玉になってからのユーモアさをどこで獲得したんだろうってくらいのクールガイっぷりよ。声のせいもあるけどこっちもやたら格好良いと言うかあざとかったな…。
戦闘シーンも丁々発止の大活躍っぷりでどの場面も小気味良い動きっぷりよ。裏鬼道とかそれっぽいワードで厨二心をくすぐるのも忘れないポイント。
特に作中じゃはっきり明言されなかったけど奥様とデキてたよねあの陰陽師の糸目。裏切りそうなツラしてる割に忠誠心高い行動多かったし。
狂骨に無惨にやられたと思ったら紗代嬢に一撃加えたり裏切りそうな糸目の割にやたら美味しいとこをもらったやつだった…。
最後の血桜の決戦はジジイが喋れば喋るほど威厳が薄れていったけど実際大物ぶってるしょうもない小物って扱いならこれで良かったのかな。
顔は子どものままの方がより嫌らしかったと思うけどショタの顔のまま潰されるのも肉体のほうが可哀想だし良し悪しではあったか。
可哀想と言えば最後まで真実を知らないまま勝手に事故死した社長もやや可哀想ではあるんだけどこの村に関わってる以上逃れられぬ死か。安全運転なら逃げられたのではト思ったけど。
後日談と言うかEDで流れるその後はもう1度村にやってきた水木を迎えるゲゲ郎とそれを見て逃げ出す水木がこれまたおつらぁい。記憶がはっきり戻ってなかったのか本人だと分からなかったのか。
ちゃんちゃんこを途中で脱いで岩子さんに着せたっぽいんで記憶の方は戻らなかったって解釈するのが良いのかな。うーむ。
それでも鬼太郎を抱える場面はクソ鬱因習村唯一の救いの場面でスッキリ終われたかな。あと猫姉さんは相変わらず素敵だった。
他には時代設定的にやたら紫煙溢れてるのがちょっと印象的だった感。
路上喫煙も子供が蒸せようとも路上ポイ捨てもこの時代なら当然…いやポイ捨てはするな。
