まりこおじさん最強列伝。
うわーネズミ問題完全に放り投げおった。
そこに目を瞑れば武蔵関連は決着つけたし良い最終回と言えなくもないのだが肝心要の舞台装置にまったくノータッチとは思わなかった。
世界中を揺るがす大事件だったはずなのに最終的に女子生徒1クラス分のちょっとした1ヶ月頑張り物語になってしまったのは良いのか悪いのか。
世界観や設定に比べてこじんまりとした終わりだったのは2期が控えているせいかメディアミックスで掘り下げる方針なのか。最初からグッズ無双だったし皮算用していたのは否めないだろうけど。
前述通りネズミ問題にさえ目を瞑れば流れ自体は悪くないのだがいかんせんそこまでの積み重ねがアレだったので素直に褒めて良いものかどうか…。
正直11話12話が一番描きたかったことでそれまでの話は添え物なんだろうなーと。シチュエーション的には確かに燃えるものがあったのだが。
駆逐艦が体当たりしたくらいじゃ流石に止まらないんじゃないかな武蔵…と言うのは無粋か。いやスキッパーで乗り込むよりは断然マシではあるんだけど。
あと校長の大和無双（仮）見たかったなー。
総括。
陸のガルパン海のはいふり…になりそこねたアニメかなぁと。
よくよく見ればそこまでガルパン要素はないはずなんだけど「女の子が」「兵器を動かす」と来れば比較されるのは已む無しか。
まぁ似てようが似てなかかろうが面白ければOKなのだがそういう意味ではやや物足りなかったと言うのが正直なところ。
まずキャラの扱いがあまりよろしくなかったのがキャラ物にしては失策だったかなぁ。艦橋にいる数名とてやんでえっ娘以外ほとんど記憶に残らないしそもそも出番もなかったし。
その辺で言えばまだ迷家の方がキャラを立ててた部分がある気がする、どちらもキャラの数は多い作品だったけどそこは大きな違いではあった。いや結局出番ないのは同じなんだけど。
主人公である艦長が良くも悪くもプレーンな性格してたのもいまいち掴みが弱かった気がしないでもない。お約束を踏襲してばかりと言うか優等生すぎる性格と言うか。
総じて百合物としても軍事物としてもどっちつかずの中途半端さで色々惜しい作品ではあった。化ける可能性はあったし期待度はあった分最後まで見ていたけど。
